2012年2月4日。立春のこの日、宮崎に移住してきた家族、そして地元の人たちが集まって「よいしょ!よいしょ!」とお餅をつきました。
新しい季節がはじまりますように。
新しい何かがはじまりますように。
ポカポカ温かい陽射し、たくさんの笑顔、走りまわる子供たち。
玄米餅を辛味大根おろしで、餡餅で、揚げ餅で。お餅を食べながらみんなでいろんな話をしました。
翌日はみんなでおなべに入れる野菜を収穫。 人参だけは少し畑が離れていたので、人参班と白菜・大根班に別れて収穫しました。
白菜・葱・人参・大根、そしてエリンギも入ったおなべ野菜セット。前日にみんなでついた玄米餅、収穫時の写真にメッセージを一言書いて離れて暮らす大切な人に送りました。
昨年12月に行われた「とどけこたつみかん」から始まった「野良配り」の第2回。両日ともに50名近くの方にご参加いただき、64個のおなべやさいセットがそれぞれの大切な人のもとへと届けられました。
みんなで収穫して荷物を梱包したあとは、かまどで炊いたご飯と農園でとれた野菜を使ったお昼ごはん。
福島から避難してきた家族
10日前に避難してきたばかりの母子
市内を転々としながら疎開している母子
関東に転勤になるかもしれない家族
何かできることはないかと参加してくれた方達
たまたま農園にご飯を食べに行ったら誘われた家族
息子の運動にと言いながら参加してくれた母子
前日水道が凍って水が出ないような寒い中、もち米を洗う準備から参加してくれたお母さん。(おにぎりやお菓子をつくって毎日持ってきてくれました)
鹿児島から写真を撮りにきてくれた方
お手伝いにきてくれた大学生達
農園のみなさん
さまざまな人の想いが集まり、それぞれの大切な人のためにお餅をつき、みんなで野菜を収穫して一緒にごはんを食べました。
いっしょに、ここで生きていこう
いっしょに、ここで育てていこう
そんなメッセージを感じることができた会でした。
便利な「餅つき機」の登場によりすっかり見なくなってしまったお餅つき。大人も子供もおじいちゃんもおばあちゃんも、みんなでみんなのご飯をつくる時間。 私達が昔から大切にしてきた、とても素敵な時間だと思います。
餅つき機の登場と同じくして「田舎の人間関係は煩わしい」と、みな野を離れ都会に出ていきました。 今、都会から野に帰ろうとする人はたくさんいます。しかしこの「いっしょに生きていく、いっしょに育てていく」大切さを知らないまま来ようとする人たちがほとんどのようです。 自分だけで成り立つ経済的な生活設計は都会でしか成り立ちません。野に溢れているのはお金ではなく人の想い。お互い助けあって生きていくことではじめて生活が見えてきます。
いつでも遊びにおいで
こっちで元気にやってるよ
遠く離れた人たちへ伝えたい言葉はたくさんありますが、それだけで充分なのかもしれません。
昨日、おなべやさい届きました。ありがとう!これね、ほんとにいいわ。箱を開けて、お野菜を収穫してくれた人の楽しそうなあったかい写真と、お野菜たち。もうね、涙ぽろぽろ出てきちゃった。食べ物って、こうやって作り手の思いを受け取りながらいただくはずのものだったんだよね。そんな当たり前のことが「便利」とか「効率」とかのせいで見えなくなっちゃった今の暮らし方に、今さらながら途方に暮れた。放射能とか関係なく、野良!は素晴らしいと思う!
ありがとうございます。たしかに、お鍋セットの野菜たちをいただきました 美味しくいただきますね
今、お鍋野菜、届きました 立派な白菜、葉つき大根、人参、エリンギ、ネギ、そして、お餅 ありがとうございました Fさん、Y君、この企画に参加された皆さんの気持ちも一緒にいただきます
さっき、おなべ野菜セット、届きました とっても新鮮でおいしそうです 懐かしいFさんとY君の写真も入っていて…有難うございましたm(_ _)m 貴重な野菜、たいせつに美味しく頂きますね
こんにちは 野菜、届きました ありがとうございます 箱をあけたら皆さんの温かい気持ちが伝わってきました きのこなんてしばらく食べてないからありがたいです 今日早速鍋にします!玄米餅が楽しみ
まだ食べていませんが今晩あじわいます。(中略)写真もいいね。なぜか涙がでましたよ。
白菜の中から、可愛いてんとう虫の幼虫が出てきたのにも喜んでいたので、子供と一緒に観察しています。Fさんたちのいる宮崎の畑からやってきたんだと思うと、なおさら可愛いです。
先週の土曜にお鍋いただきました。土洗うのが大変だったり、人参が変わった形してたりしたけど味は格別でした~!